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17歳から家出して、職業を転々としてきました

「飯の食い方を教える」
私の社員教育は一貫して、飯の食い方を教えることを行っています。いくら立派な話をしても、結果が出なければ役に立ちません。

つまり、他社にいったり、独立しても立派に飯を食っていけるように教育しています。
3年前、オートベルの社員が、競合のあちこちから引き抜かれることがありました。かなりの良い条件でスカウトされました。私は喜んでいます。

世の中でオートベルの教育を認めてくれたと言う事です。競合にスカウトされ、店長の条件を出された社員がたくさんいました。

社員を一人前にするには、教育担当者のコストや採用コストまで含めると2000万以上投資します。

悲しいのは、オートベルより良い条件で転職するなら嬉しいのですが、今より悪い条件に転職することです。せっかく飯の食い方を教えているのに転職を繰り返してだんだん労働条件が悪くなっていきます。時間と金をかけて金の卵に育てたのに、自分の値打ちが分からないことが大変悲しいです。


「転職組みは負け犬」
私は20以上の職業を転々としてきたのでこの意味が良く分かります。

17歳から家出して、職業を転々としてきました。
仕事を辞めるときには、もっともらしい理由を考えました。
トラックの運転手を辞めるときは、仕事がきついので辞めたいと直接いえなかったので免許書停止と、うそをついて辞めました。
2年勤めた楽器店をやめるときも、労働条件がきつく直接いえる勇気がなかったので、実家が戻ってこいといっている、とうそをついて辞めました。

今考えると、20以上の職を辞める時に、本当のことを言ったのは一回もありません。そこの会社から早く逃げたくてしょうがなかったです。引き止めて欲しくなかったので、何でも良いからうそをついて辞めたかったのです。

転職の癖がついたらやめるのなんか怖くなかったです。いやになったら翌日は会社に行きません。電話で辞めます。これだけです。転職を繰り返すと同じような負け犬の仲間と友達になります。この負け犬の仲間といると大変気持ちが良いのです。家族を養う気がなかったら、今でも転職の負け犬生活を続けていたと思います。

人が働いているのに昼間からぶらぶらしていることほど優越感はありません。一度体験すると病み付きになります。朝皆が忙しく出勤している姿を眺めながら喫茶店でモーニングを食べ、スポーツ新聞を読むことほど気分が良いことはありません。この繰り返しで38歳まできました。

このままではまずいと気がついて、まじめに働き始めました。私は、運が良かったのです。ところが、オートベルを始めて2年間は収入が毎月20万しかありません。創業10年間はひどい生活でした。負け犬から抜け出すのに20年かかりました。まだ油断はできませんが。

このような体験から、オートベルを辞める社員の気持ちが良く分かります。
辞めるときは早く会社から逃げたいのですが、気持ちの整理がついてくると、なぜか元の会社が恋しくなります。自分がそこで働いていたことを自慢します。
私は、元社員に街などであうと戻ってくるように声をかけています。3月から一人戻ってきます。皆さん、仲良くやってください。

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