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中古車買取屋のオヤジ 成長の原理

社長の役割は会社をつぶさないことと思う。しかし、残念ながら企業のほとんどは30年で廃業する。存続率は1000社に2社だ。その理由を説明する。

私が、先月静岡大学で夏季講習の非常勤講師をしたときのレジュメから抜粋です。


(3) 存続の壁:独立起業の生存率
創業1年目生存率 70%  (創業1年目に30%が廃業する)
創業5年目生存率 40%  (創業5年目に60%が廃業する)
創業10年目生存率 25%  (創業10年目に75%が廃業する)
創業30年目生存率 0.2% (創業30年目には99.8%が廃業する) 
私の経験で、各年度で倒産の原因が異なります。
創業時の倒産が多いのは、入る金より、出る金が多い。つまり、創業した嬉しさに、金を生まない余分なものまでかってしまう。又、余分な人員を採用する。1万円儲ける為に1万1千円使う。この倒産が多いようです。
創業を乗り切ると、経営も多少うまくいき、驕りと高慢が出ます。人の話が聞けず、外部の要因より内部の要因で倒産が多いようです。創業10年以上になると環境の変化についていけず、自社を変化させることが出来ない倒産が多いようです。
老舗は官僚主義、内部の権力闘争、後継者問題などの倒産が多いようです。

九州大学の上原春夫著書「成長の原理」を読んで頂くと実際の企業とよく当てはまる。ネット上で「成長の原理」と検索すると一部掲載を見ることが出来る。
私の会社もこの成長の原理の通りに危機に遭遇した。
ニュースで企業の倒産が報道されるが、大企業の倒産は官僚化が原因のようだ。

成長の原理を当社に当てはめてみた。

年商3億円未満
社長が友人や、奥さんと会社を始め、がむしゃらに働き会社を大きくしていく時期。企業より「家業」と呼ばれるほうがふさわしい家族経営の時期。創業から5年目ぐらいまで。私と家内とアルバイトを使って仕事をしていた。銀行の信用はない。大事なことは社長の姿勢だけ。社員は業績に関係ない時期。
何でも社長がこなす。銀行や、世間に対しての信用もない。まさにリスクのみの会社。創業社長が先頭を走るので、売上げは伸びるが職場環境は悪化し、社長の気分で経営しているので、人の問題が発生してくる。青年会議所などで役職がつくと本業がおろそかになり、会社の財産を持ち出す社員も出てくる。

年商3億円~10億円未満
社内の組織化を図る必要がある。社長だけでやる姿勢から本格的な組織作りの準備をする。銀行での信用も高まり、有利な資金調達が出来るようになる。
オートベルも創業から10年ぐらいに、初めて税務調査が入る。
社員も6名ぐらいになり、営業、経理、業務など組織的な経営を始める。新規取引先が増え、売上げの急増によって人材確保が問題になってくる。また、職場も手狭になってくる。
将来を見込んで人材の確保、メインバンクの選定、事業の拡大主力商品開発。人事管理システムの構築に力を入れる。
社内同族の処遇。事業承継の準備。次期社長の育成。自社株の評価。子飼いの反乱や過度の設備投資の危機。

年商10億円~30億円未満
ようやく家業から企業の状態になる。銀行の信用も高まり、信用金庫から地方銀行あたりから取引を申し出てくる時期。新しい商品開発、システム構築が必要。中間管理職が育ってないため社内の組織化に苦労する。社員の出入りも落ち着き、本格的な組織作りのため、部門長の資質を見分ける力が社長に必要となる。経営者のフィロソフィーと明確なビジョンがないと次のステップに行けない。年商30億円を超えるには、なかなか時間がかかる。
明確な経営ビジョンを確立する。経営計画を作成し、全社員に知らしめる。社内の整備を行い、組織化を図るための経営システムを構築する。組織の部門長を育て権限委譲をはかる。
市場の拡大を行い、自社の強みを確立する。大卒が入社し、古参の社員との間にトラブルが発生する。今までのアットホームな雰囲気だけではやっていけない。社長自信が決めたことを守れない。0の創業から30億まで売上げを伸ばすと、創業時のやり方が頭から離れない。

年商30億円~100億円未満
いよいよ年商100億円を目標に中堅企業から大企業へ変革する時期。事業分野も多くなり分社化の必要性も出てくる。業種によっては、地元を代表するような一人前の会社のイメージ。主力銀行も安定する。業種によっては上場の声がかかる。中間管理職が必要なので、早めに確保する。100億の新しい経営手法が必要だが、今までの経営手法との切り替えが大事。社会環境が変化するので、新しいビジョンはたえず更新する。この時期で多いのが、商品をまねられたり、No2の幹部が独立してライバル会社を起す。また、後継者を早めに決め、自社株の相続対策に手を打つ。
年商100億円~500億円未満 大企業の部類になる。事業部制をとり、いくつもの事業が展開される。多角化や分社化が行われる。経営は関連企業まで目を配る。組織の硬化です。官僚化が進みセクショナリズムが目立ち、無駄な会議が増える。大企業病に陥らないための工夫が必要。


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