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思いでつくり

ディズニー.jpg皆さんがこれから結婚して、奥さんや、子供が出来て遊びに連れて行く目的は何でしょうか。

それは、「楽しい思い出」を作ることと思います。

会社の行事も従業員の皆さんの「楽しい思い出作り」を行っています。
独身の人も、これから恋人とデートするとき、キーワードは「楽しい思いで作り」です。

楽しい思い出を作るために、どこへ行って、どんなことをするのか、いくら予算をかけるのか。
これが思いでつくりの企画になります。楽しい思い出を作るのは、思いつきや、場当たりではいけないと思います。東京に「カシータ」というレストランがあるそうです。女性がプロポーズされたい場所の上位らしいです。究極の思いで作りは「東京ディズニーランド」です。

思いでつくり1
真夏の死ぬほど暑い日。私の目の前にいた先輩キャストは迷子の男の子を発見しました。先輩は子供と手をつなぎ、お母さんを探し始めます。
3分ほどですぐに見つかり、ひたすら頭を下げるお母さん。先輩はひざを付き、子供に語り始めました。
「お母さんが迷子にならないように、今度はちゃんと、お母さんの手を握ってあげてね!」きゅっと表情の引き締まる子供。「ぼく、約束だよ!」
こくんとうなづき、子供はお母さんの手を引っ張って去っていきました。

思いでつくり2
ワールドバザールの一角にあるレストラン「イーストサイド・カフェ」でのできごと。若い夫婦がやってきた。 当然キャストは2人席を用意し注文をとった。二人は料理を注文し、さらに「お子様ランチを下さい」と言った。 対応したキャストは困惑した。マニュアルでは9歳未満の子供にしかお子様ランチを出してはならないことになって いたからだ。そういわれて2人はさびしげな顔で見詰め合う。

 キャストは勇気を出して、そのお子様ランチを誰が食べるのか尋ねた。「今日は、昨年亡くなった娘の誕生日なのです。 私の体が弱かったせいで娘は最初の誕生日を迎えることもできませんでした。おなかの中にいるときには主人と3人で このお子様ランチを食べに行こうねと約束していたのにそれも果たせませんでした。それで今日は娘にお子様ランチを 頼んであげたくて、参りました」

 その言葉にキャストは言葉を詰まらせた。そして次の瞬間、そのキャストは二人を別の席に案内した。家族4人で かけられるテーブルである。そしてさらにそこに子供用のいすも用意した。もちろんそのテーブルにお子様ランチが 持ってこられたのはいうまでもない。「どうぞご家族でゆっくりとお楽しみ下さい」

思いでつくり3
 また先日訪れた折に、わが息子が大事にしているミッキーマウスのぬいぐるみをどこかで落としてしまった。 息子は泣きじゃくり我が家あげての大騒ぎとなった。お客様を案内するあるキャストにこれを告げると自らの仕事を 置いたまま周辺のキャストに問い合わせてくれた。これだけでも大変満足した。そしてあるアトラクションの前で 預かってくれていることが判明し、そこへ案内された。するとそのキャストが息子に向かって
「ミッキーも会いたがっていたよ。また会えてよかったね。さあ泣くのはやめてミッキーと楽しい時を満喫してね」
  これを言えるのも恐らくアルバイトのキャスト。社員・アルバイトなど関係なくキャストみんなでゲストを感動 させようと懸命に努力している。
オートベルの皆さんも、これだけの感動、思い出を作り出してくれることを期待します。

コメント

読んだだけでも、目頭が少しあつくなりジ~ンとしました。これを実際に体感した人はそれ以上であったと思います。キャストの方たちはささやかな気遣い、心遣いという概念ではなく、ゲストの方に感動していただくための行動ということに驚きました。思いつきや場当たりで接するのではなく、お客様に対して、自分の大切な人達に対して感動していただけるように改めます。

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